第3回少ゼミ3

marugoto2007-10-26

本日の講義では、伊都キャンパスを通して環境保全について考えた。
何十億年もの歳月をかけて構築された地球の環境を保全するという事が、どんなに難題であるかを改めて考えさせられた。
しかし、それは科学技術が駆使された現代において、必ず立ち向かわなければならない問題でもある。
その模範を示すのが、九州大学の使命であるかのように感じた。独自の環境アセスメントなど評価されるべき点も、実際に現地点であった。
確かに環境保全は、人間のためのものかも知れない。
しかし、本当の意味でそれをつきつめれば、理想的な未来を築けると思った。
芸術工学部1年 男子

考えていくと、環境って難しい、と思います。
どうして、環境を守らないといけないんですか?
という質問に、「人が生き残るためです。環境を守ることで、人の精神的に見て良いからです」という答えしか、私は今できません。
しかし、それが何となく間違っているような気がするんです。
なぜかは分かりませんが。
人間以外の生きものは、そんなこと考えるんでしょうか。
考えていないと思うんですが。
だとしたら人間は、どうして平気で「環境のため、他の生物のため」と言えるんでしょうか。
「○○のため」という言葉って、とても難しいものに感じるんですが、先生方はどう思われますか?
21CP1年 女子

伊都について、私は『伊都キャンにトばされた(工学部の子達)かわいそー』としか思ってなかったのですが、裏方を見て、伊都キャンも大事にしなければと考えが改まりました。
しかし、百年後を見据えるとなぜ移転した方がいいのか、そこはよくわからなかったです。
気になります。
創造舎には、どうやったら入れるか、今は具体的にどんなことをしているのかも気になります。
環境保全に対する人それぞれの思想や姿勢の隔たりをどうやって、伊都の現場でつめていったのかも気になります。
気になることだらけでした。
文学部4年 女子

問題意識をもって何かを見るということを学んだ。
ふだんなら、何も考えずにスライドを見ていたと思う。
環境をどうして守るか、考えたことはあったけど、結論が出せなかった。
なかまと考えることの大切さを知った。一人で考えるより、視野が広くなる。
伊都キャンパスへ移転するのに、これほど慎重にしているのは知らなかった。
今まで、ただ単に「どうして山を切り開くのか」と、ちょっと怒っていました。
伊都だけでなく、他の事業に関しても、これだけ力をそそいでいれば、今よりも環境は守れていたと思う。けど、環境を破壊してしまったから、守ろうという意識が生まれたのは確かだ。
これほど慎重に環境のことを考える企業とかは、どれほどあるのか?と思ってしまった。
工学部1年 女子

伊都キャンパスへの移転で、これだけの活動が行われているなんて予想していなかったので、とても驚きました。
竹林の問題や池の引越しなど、たくさんの活動にとても興味がわきました。
森林面積を減らさないようにする、種を一つも絶滅させないというのも、とてもすばらしい目標で、伊都キャンパスを見る目が変わり、たくさんの人の思いや努力や活動がつまった、キャンパスだなぁと伊都キャンパスのことが好きになりました。
そして誇らしくも思いました。
農学部1年 女子

みんなで話し合う中で、環境保全とはそもそもどういうことかといったような、根本的な部分について考えたことが印象に残った。実際にこのようなコアの部分は人によって多様な考え方があると思うし、まず定義や線引きの段階で個人差があると思うので、他の人の考えを聞くことができたのはとても刺激になった。環境問題・環境保全について考えると必ず一度はそこに行きつくと思うが、いつも自分一人で考えて堂々めぐりになっていたので、いつもと違った面が見れた気がする。
文学部2年 男子

環境保全は人のためなのではないかという質問はとても考えさせられた。
結局は人が自分のためにやっている事なのかとも思ったが、やっぱり違うと思う。
もし自分が花で、その花が絶滅するとしたらとても嫌だと思うし、何百年も何千年もかけて進化してきたのに、この百年の間であっという間に絶滅してしまうのはとてもくやしいと思う。
文学部2年 男子