第3回少ゼミ2

marugoto2007-10-24

屋台である小学校の先生と話す。
彼は言う。
「生徒をあおり、生徒に考えさせ、発言させ、盛り上げる授業もいい。一方的な授業よりはよっぽどいい。でも、静かに、落ち着いていて、淡々と進む授業もいい。そんななかで生徒が考え、発言できればもっといい」


ぎくり。
盛り上げ型のワークショップを得意とする(それしかできない)私にとっては、耳の痛い言葉だった。


そこで、今回の少人数ゼミでは、静かに、落ち着いていて、淡々と進む授業に挑戦。
それでいて学生が考え、発言するゼミ。
挑戦、挑戦。


今回は、いつもよりも静かにゆったりと低い声で語り始める。


今日はいつものように自己紹介や他己紹介はしません。
今日は、九大伊都キャンパスやその周辺地域の環境、その保全活動がテーマです。
まず、最初に、スライドショーを2本見てもらいます。
それを見れば、いろんな疑問点、感じたこと、いろいろ出てくるはずです。
その後に発言してもらいます。
質問に、すべて答えていきます。
今日はそんな90分間です。


そしてスライドショー、スタート。

  • 環境創造舎設立編
  • 九州大吟醸展開編

この5年の活動のエキスがぎっしり詰め込まれたスライドショー。
関係者でなくても見ていて楽しいし、関係者なら涙なくしてはみれない。


スライドショー終了後、A4の紙を配り、質問や感じたことを書いてもらう。
そして質問タイムスタート。
そこで出てきた質問とは・・・

  • “環境創造舎”という名前の由来は?
  • 竹の利用方法にはどんなものがある?
  • 竹林の負の影響とは如何なるものか?
  • 保全の為に作った環境はどれくらいのスピードで変化するの?
  • 竹の繁殖を人為的に操作することは保全と言えるのか?
  • 人間が関わらなくても生物の絶滅は起こる。生物多様性を守る事に、本当に意味があるのか?


ここまでは淡々と落ち着いてセミナーは進んでいる。。