芸術工学部1年 女子
 水路がコンクリートなら便利でいいんじゃないかとかポンプなら、スイッチ一つで水の出し入れができていいとか思うけど、ほかの角度から見てみるとこんなにこんなに種の多様性に影響があるんだ!と新しい発見でした。
 めぐりめぐって人間にも影響が出ると思います。
 川の生物の多様性というのも学部の授業でしたけれど、コンクリート出ないと近くに住む人たちの生活もかかわるので、多様性を失わないようにするのは難しいのではないかと思った。田んぼのことにしてもそうだと思った。両方が守られるような活動をしていきたい。
 面白くない授業で少人数セミナーをあげたのは、たぶん月曜と火曜のセミナーのギャ
ップが大きかったからです。このセミナーは参加型で意見を聞かれるのは緊張するけど、いろいろな話が聞けるので楽しいです。
 火曜のセミナーも充実したものにできるように参加できる、するといったセミナーにしたいです。


農学部1年 男子
 生物多様性を守るというのは、実践をしていくということが非常に難しいと思った。まず水田の構造を変えていく必要があるからだ。経済的な効率を求めた結果コンクリートで固めているので、農業を営んでいる人たちのとの兼ね合いが課題となる。また絶滅がある種で起きるのを止められなければ、その種と共生または食物連鎖の関係が崩れてさらに大きな問題となる。今回は水田にスポットを当てて考えたが、畑や森に関しても同様に複雑な生態系ができていると思う。まずは身近な水田に目を付けて考えてみようと思う。


工学部1年 男子
 田んぼや川辺に生きる生き物の多くは生活する場所と産卵する場所が違うという生き物で、人間が少し手を加えただけで、甚大なダメージを受け、絶滅の危機に至るという話を聞いて驚いた。また、違う川にすむめだかのDNAが、人間の白人と黒人以上の違いをもつという話も興味深かった。長い時間生きて環境にあった体質、体形へと進化した生き物たちは逆に環境の変化に弱くなったんだな、というふうに思った。これからの環境開発や工事は、その土地に住む生物をよく調べ、細心の注意を払い、生態系を壊さないようにするのが特に大切になると思う。



農学部1年男子
 今日のテーマの田んぼの生き物は自分の興味のある分野のひとつです。今は田んぼの中の詳しい生態系とかはほとんどわからないけど、田んぼの中の生態系というものは、日本に最も関わりの深い生態系であるにもかかわらず、現存最も危険にさらされている生態系の一つです。田んぼの生態系を勉強することはおそらく現存の子供たちにも環境全体について考えるきっかけになると思います。なので、将来自分が先生になる可能性もあるので、今のうちに田んぼについて勉強し、説明できるようにしておきたいです。



21CP1年 男子
今日の授業でまず初めに思うのは、水田というもの一つとってみても、そこにおける食物連鎖や動植物の関係は複雑であり、いくら一つのものを?保全しよう?と唱えたところで、多少の無理が起こってしまうのだなということです。
 普段は何気なくいつも見ている水田やあぜ道を違う視点から見てみると本当に多くの生物が拠点にしている、一種のオアシスなのだなと改めて感じ、人が物事を変遷したり、突如介入してしまうだけで大量の生物を?虐殺?しているのと、同様のことを行っているのだと考えなおすと非常に考え直さなくてはならないと深く思った。
 里やまがなくなりつつある今日において自然を深い視点から見つめなおすことは本当に大切なことだと思います。



理学部1年 男子
 生物多様性については、大学に入って一番学びたい分野だった。今回、こんなに早く学ぶことができてよかったと思う。
 生物多様性が遺伝子、種、生活などの様々な意味を含んでいるということは知っていたが、具体的な説明を受けて、改めて多様性の保全が大切なことがよくわかった。
 生態系を保全していくためには、生息環境を守っていかなければいけない。このときの生息環境っていうのは里山全体のことだと思う。雑木林を放置すればすぐにヤブになってしまうし、畑や田んぼを放置すれば、すぐに荒れ地化してしまう。人の手によって保全を続けていかなければ、里山の生物はすぐにいなくなってしまう。一つの生物でもいろんな場所とかかわりを持っているため、どこか一つでも保全されなければ大変なことになる。この深刻さを感じることが、とても大切なのではないかと思った。


薬学部1年 男子
 「生物多様性」という言葉は高校の授業でも聞いたことがあった。身近な生物が人間によって絶滅の危機にさらされているという事実はとても悲しいことだと思う。しかし、人間自身も農業なしでは生きていけないのであり、これから農業の在り方を考えることも重要だと思う。また、「多様性」といっても遺伝子レベルから種のレベル、生態系のレベルに至るまで密接なかかわりがあるのだということが分った。身近な生態系を守るときには生物間の基本的なかかわりについても理解しなければならないと思う。自分にその知識はまだ不足していると感じた。



農学部1年 男子
 まず、食物連鎖の図を作ったときに感じたことが、田んぼといわれてすぐイメージができる生き物でも、何を食べているかや、自然界のなかでどういう位置にいるのか分らないことに驚いた。また、田んぼそのものが生物の多様性を守っているということも初めて知った。
 生物多様性をまもるということが動植物の環境を守ること、さらには人間の住む環境を守ることにもつながるのだな、と思った。そのような取り組みを実践している伊都キャンパスにも興味を持った。ぜひ行ってみたい。


農学部1年男子
 前は生態系全体の図を考えたけど、今回は水田に視点を置いて考えてみて、また新しい見方ができた。同じグループの人で水田の生物にとても詳しい人がいて驚いた。また、身の回りのどこにでもいそうな生物も実は絶滅危惧種だったりすることがわかった。生物保全といっても、単にその種を増やそうとすることが大事なのではなく、その環境全体を元に戻すことが大切だとわかった。九大が伊都にキャンパスを移すことも、ただ何もないところに大学を立てるだけかと思っていたけど、ちゃんと環境のことを考えているのだとわかってよかった。


工学部1年男子
 今日初めて生物多様性という言葉の意味をわかり、種の保全について考えさせられました。今まで単純にメダカが減ったら放流すればいいじゃないと思っていましたが、そういうわけにはいかないということに気付かされました。今日は田んぼの生物ということで、種の上下関係を表にしてみましたが、以外と全然知らなくて、どいつが食べられて、どいつが食うかとかが戸惑いました。今週の土曜に実習があるのでそれでは頑張りたいと思います。


芸術工学部1年女子
 今日の講義で生物多様性について学んだ。今まで捕食の関係について学んだことがなかったので、とても面白かった。一つの生物が絶滅したり、少なくなってしまうと、ほかの生物への影響が大きいので、すべてあるものを守らないと環境を守っていけないとわかった。芸工のがっしゅくで里山に行ったので、コンクリートで固めていない田を守るのがとても大変だということがわかっていたけど、大変なことでも田を守っていかないと多くの生物が絶滅していくということが、理解できた。



王学部1年 男子
 生物の多様性は様々な観点から見ることができ、多くの意見が出ていた。遺伝子、種、生態系という自分には思いつかない考え方があり、改めて生物は奥が深いと思いました。田んぼの生物を挙げていく時に、ほかの半で聞いたことない名前が多くあがり、驚きました。田んぼの中という狭い領域の中でも、食物連鎖が起こっていて、小さな世界があるのだと感じました。



工学部1年 男子
 今日の話を受けて、田んぼに住む生き物の生態系が深く、考えることができて、改めて種を守ることの困難さを知った。実際に生き物を食う、食われるの関係にしたとき、やはりイネが生態系の中心になっていたので、種を守るには田んぼの中の保全も必要不可欠だと思った。また今後、田を残すというモットーだけではなく、田んぼの周りの環境をも残して生態系を維持していかなければならない。そう考えると人間との共生が難しくなりそうだが、今日言ったように正しく生態系環境を理解していくと不可能ではなさそうだ。
 また、伊都キャンパスにまつわる話を聞けて、たいへん興味深かった。時間があるときにはキャンパスを散策してみようと思う。


理学部1年 女子
 生物多様性を考えるにあたって「まず何が多様か?」と聞かれ、思わず戸惑ってしまった。言葉自体はよく聞いたことがあったので、自分では理解しているつもりでも、知識がかなり不足していることを痛感した。また、田んぼにすむ動物も本を見てみると、とてもたくさんの動物がすんでいて(貝の仲間もすんでいるのに驚いた)それぞれの種が多様なつながりをもっていることに驚いた。
 一言に保全といっても軽率な行動はできないので、この講義で学んだつながりを壊さないようにしていくことが大切だと思った。


21CP1年 女子
 生物多様性とは何か?講義の初めに比良松先生がそう問いかけた時に、正直言うと「種類」という大きなイメージしか思い浮かばなかった。よく耳にする言葉ではあるけれども実際に深く考えたり、意欲的に調べたりすることがなかったのだ。だが、「田んぼ」という、一つの生態系をつくる場所を提示して、考えを広げてゆく上で、生物多様性を考えることに近づけたかもしれない。おそらく、皆の今回のテーマは食物連鎖であったと思う。小さな物、あるいは弱いものが大きなものや強いものに食べられるというピラミッドのような階層に分けられるものだ。授業の後半に伊都につてのプレゼンを見せてもらったが、本当の意味で自然に易しい自然へのアプローチをしているなと感心した。学ぶことの多い一日でした。


法学部2年 女子
田んぼの生き物について考えてみると、もともと田んぼっていうのは人間の作り出したもので、本当の意味で共生ができているのだなあと思いました。
 社会の変化に、人間は耐えることはできるけれど、生物は何もできずに流されてしまう。
生物多様性を守るために、人間が自然に対する考え方を変える必要があると思いました。


芸術工学部1年 女子
 今まで田んぼを見ても稲が生えているなあとかしか思ったことがなかったけれど、今回のワークで自分の知らない生き物を含め、こんなにもたくさんの生き物がいるのかと驚いた。また、食物連鎖について考えたときには、モグラは何を食べるのか?とか自分はほとんど何も知らなかった。環境保全をしようと思ったら、その環境の生態系、植物や生き物のことについて十分に調査をして環境を壊さないように手を加えなければならないと思った。昔は田んぼが生き物のえさ、棲みか、産卵の場となっていたという話を聞いて、ただお米を作るだけでなく、周りの環境にとても重要な役割があるのだなと知り、もっと守っていかなければと思った