第4回少ゼミ2

学生の感想。

深い話が色々できて満足でした。
比良松先生の話を聞いていて思ったのですが、比良松先生は単純に生き物が好きだから守りたいだけで、どんな生き物もひょっとしたら人の役に立つかも知れない云々は、かなり取ってつけた後づけの理論武装なのではないかなぁと。
そこで「生き物や環境やそれ自体のために」とはなかなか言えない気持ちは、けっこう多くの人が、私も持っているものだと思うのですが、なぜ言えないんでしょう。
不思議です。
文学部4年 女子

結局人生を考える際でも、環境保全を考える上でも、先生の「関係性」を築き上げることに答えを求めるということに関しては共感がもてました。
問題はその「関係性」が一体どのような特質を持っているのかということにあるように感じました。
他とつながりを考える際に自己をどこまで拡大できるのか実際は拡大しているのではないのではないか、ひいては利己と利他とは同じものなのかという議論を行いましたが、結局まだ結論は出ませんでした。
自分がその議論の中で考えたのは、「自己と他者」あるいは「利己」と「利他」という区別すること自体がナンセンスなのではないか、それらはあくまで同じモノの違った側面(切り口)にすぎないのではないか、それぞれを考えるよりもそのものの本質を見ていくことが必要ではないか、ということです。 
文学部2年 男子

今日の授業を通して思ったことは、やはり人生において一番大切なのは、人とのつながりなのかなと思いました。
(少なくとも私はそうだと思っています。)
日常生活においても、友達と上手くいかないときは、やはり気分が落ち込むし、逆に感謝されるとうれしくなるので、これは絶対そうだと思いました。
内山節さんの言葉、私は確かにそうだと思います。以前「私らしさって何だろう?」と考えていたときに、母から「人が」私をどう思っているか、他人に自分がどう写っているかが自分らしさなんて自分の中から全部見つからない」と言われていたので、今日、改めてそうだと感じることができました。利己と利他はどこかでつながっているし、他人が喜ぶのは自分もうれしいという気持ちが環境保全運動を産むのだと思いました。
農学部1年 女子